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2011年07月20日

「29万の雫」

先月の末に 十数年来の知人を亡くしました。 知り合った年月に比べ淡いお付き合いだったかも知れません。
それでも、若くして逝った人の無念さや、残されたご家族のお気持ちを思うと、体から力が抜けてぼんやりとした日々が続いていました。

 彼が代表を務める劇団から、少し前に手紙をもらっていました。
口蹄疫 ドキュメンタリーシアター「29万の雫」 取材協力のお願い・・・


文章を一部抜粋させていただきます。

『・・・私たちは宮崎で演劇をとおして表現するものとして、あの夏の出来事に、どのように向かい合って行けば良いのか、考えてきました。
そして、被害に遭われた方、様々な影響を受けた方、色々な事を感じた、宮崎の人たちの声を、舞台に乗せて発信しようと考えました。
そして、できることならば、宮崎の外にいる方に、この思いを伝えていきたいと思っています。
・・・<略>・・・しかし、口蹄疫災害に対する思いは、どんな他所のプロの劇団よりも強く持っています・・・』


深く、強く、思ってくださったのですね。
彼の美しい眉を、ずっと覚えていようと思います。

彼と一緒に芝居を作り上げていた方たちは、どうしていらっしゃるのだろう?
「がんばって」とも「がんばるな」とも言えず ただ思っています。

そして、祈っています。



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Posted by てんとうむし at 03:15│Comments(4)プライベート
この記事へのコメント
ご友人のご冥福をお祈りいたします。
きっと、今のその先で、
まだ成し遂げることがあるのでしょうね。

rueも先週に友人を亡くし、
長崎まで最後のお別れに行って来ました。

その時、こう思ったんです。
彼女は病気でしたが、がんばったその体から
開放されて、次の世界で輝いているはずだ。
そう思ったんです。

だから、待っててね。またね。とお別れしました。

今までも宮崎=長崎と離れていたのですが、
これからも彼女のことは忘れないし、
ふと想うのだと思います。。。

でも、残されたご家族は淋しいですね。
時間が癒してくれることを祈るばかりです。
Posted by rue at 2011年07月20日 17:00
rueさん ありがとうございます

rueさんも お友達を亡くされたのですね・・・
コメントを読んでいたら、また目が熱くなってしまいました。

お日さまは毎日きちんと昇るし、沈みます。
そんな当たり前の事が、とっても不思議に思えています。

当たり前だけど、がんばって行きようと思いました
Posted by てんとうむし at 2011年07月21日 01:44
 私も、ご冥福を祈るしかありません。
てんとうむしさんを元気づけることも出来ません。すいません。

 思い出すのは、数年前、病院に行ったことがない父が、病院に行って、その先生が私に「あと、1ヶ月持てばいいでしょう」と言われたときの事です。
やはり、身内の思いは時がたたないと難しいのでしょうね。

 最近思うことですが、放射能の餌を食べた牛のニュースを見て、1年前の宮崎を思い出してしまいます。
悲しい出来事が多いですね。・・・
Posted by 健康一番 at 2011年07月23日 00:12
健康一番さん こんばんは!

お返事が遅れてすみません。
この1ヶ月、畑仕事も、ブログも休んで、母の家の片付けに追われていました。今頃になって気付いてすみませんでした。

健康一番さんの病院での思い出は、ずいぶんショックだった事でしょう・・・何年経っても忘れられないでしょうね。
もうすぐお盆。。。旅立って行かれた方が帰ってくると思うと、なんだかホッとします。

牛には何の罪もないのにと、私も毎日のように思っています
Posted by てんとうむし at 2011年08月05日 01:33
 
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