
2011年01月07日
米作りをやめた日
昨年の口蹄疫発生以来、多くの方から温かいコメントをいただき、励まされながら、私たちもまた一歩前に進むことができました。
そんな気持ちを40年ぶりの『お習字』で・・・
ありがとうございました!
昨年のクリスマス前からず~っと胃腸炎で寝込んでいた息子も、ようやく復活です
(4キロ以上痩せてましたが)
クリスマスケーキも、お正月のお節もナシのかわいそ~な年末年始でした。。。
これで、やっと本当の春がくると思っていたら、家族内で次々と胃腸の調子が悪くなる人が続出・・・
今、流行っているのでしょうか?
最初に感染した息子には、私たち夫婦が寝込んだ時の看病を頼んでおきました。これで安心?
さて、年明けの夫の一言。「もう米はいいかな」
「そうね もういいかもね・・・」
画家は「もう充分に楽しみました、これ以上描き加えるものはありません」と思った時に、カンバスにサインをするのだと、娘が言ってましたが。
なんだか、そんな心境です。
米も30年近く無農薬で作ってきました。
夫とふたり、その30年を振り返っているところです。
次からは私たちの恥ずかしくも懐かしい米作りを、書いてみようと思います。
どうぞ、お付き合いください。
2010年07月13日
田んぼの土
今夜は、新聞を4~5日分まとめて読んだり、溜まった作業日誌の記入や、郵便物の整理やら・・・
それで3日ほど前になりますが、田んぼに行ってみると ちょっと見ない間に随分株がしっかりしていました。植えた時は、低温と日照不足で、頼りなさそうだったんですが。
知人の米作農家さんから「よく出来てる」と誉められて、ちょっと嬉しい

てんとうむし夫が腰を痛めてからは、自家用に作る1反だけですが、ずっと農薬も化学肥料も使っていません。
堆肥やボカシ肥を、少しだけ入れています。(我が家の牛たちが 堆肥作りのパートナーでした)
田んぼの土は、トロトロしています
株は たくましいです・・・
まあ、稲刈りが済まないと 出来具合は判りませんね。
ジャンボタニシも泳いでいました。
2009年11月22日
かやねずみ
稲刈りの終わった田んぼ。。。夏の終わりにトラクターをかけておいたら、その後に立派な雑草が生えたので、牛の餌にすることに・・・
昨日は、てんとうむし夫とふたりで 田んぼに草刈に行きました。 私が草を刈って 夫が刈った草を軽トラに積む。たまには ふたりで協力すれば、仕事もはかどるはずです。
刈払機の紐をひいて、エンジン始動。肩に掛けて草を刈り始めました。どんどん刈らないと、夫が軽トラに積むのに間に合いません
草は柔らかく刈りやすい・・・と、刈払機を一振りするのと「あっ!」と思うのが一緒でした。
「かやねずみの巣」まで 刈り倒していました なんと、田んぼにも巣を作っていたとは
かやねずみに申し訳ない・・・もしかして 子育て中? あわてて、巣をゆさぶってみたけど、空っぽ。 きっとエンジンの音や人間の気配で、すでに逃げていたのかも・・・
その後、気をつけて草を刈っていくと、他にも巣が 3,4個。。。作りかけのように見えるのが二ヶ所ほどありました。「ごめんね~かやねずみ」
巣をよけながら刈ったので、トラ刈りに 夫が積みにくそうでしたが・・・あんまり、巣があったので、草刈も途中でやめました。
しかし、周りの草が減ったので、居心地良さそうなフカフカの巣も、外敵に狙われやすくなるでしょう。早くどこか安全な所へいって、もう一度巣を作ってほしいと思います。
家に帰ってから 巣の写真を撮りました。まるくて 軽くて 暖かそうです。
私は絵本でかやねずみのことを知りました。
絵本は 福音館書店 1993年発行 こどものとも11月号 「かやねずみのちゅるり」 白石久美子さく です。
かやねずみの生息場所である 草原や野原がどんどん減って、地域によっては絶滅の心配もあるようです。てんとうむし農園では田んぼだけでなく、畑でもちょくちょく見かける巣。草刈も休みやすみするので、いつまでも住んでいてもらいたいものです。
2009年08月06日
稲刈り
8月2日 (日曜日)は てんとうむし農園も稲刈りでした。
私たちの住む地区は、早期水稲がほとんど。 なので、7月の下旬から 稲刈りが始まります。
田んぼに コンバインが入り、人や軽トラックが 忙しそうに動いているのが、あちこちで見えます。
この時期、大忙しなのが、「精米所」。。。 刈り取った稲を、『乾燥』して 『もみすり』・・・ どこの精米所も、人がたくさん集まって、とにかく忙しそうです
てんとうむし夫も、昔馴染みの精米所に お手伝いに行きます。その精米所は、稲刈りも一緒にやってくれるので、コンバインをもたない我が家は大助かり。
日曜日、精米所にいる夫から電話 「今日は,うちの田んぼも 稲刈りだから、あぜ草刈っといて」・・・・
慌てて 草刈機を車に積んで、田んぼに直行。
色よく穂を垂れた稲や、茎に産み付けられた 色も形もイチゴのようなジャンボタニシの卵に 目をやりながら、あぜ草を刈りました。終わる頃には、全身汗びっしょり 振り向けば、しっかり株を張った、黄金色の稲が見えてます。
ここで、カメラを忘れた事に気が付く! ブログ用の写真がぁ~ 『まあいいか、稲刈りは午後だから』
そして、午後・・・カメラを持って再び行くと。。。
何も ない!!!
終わってました~~~っ
あとには、整然と並んだ稲の切り株と、稲わらのやさしい香りが残っていました。。。
農薬も除草剤も使わず、作り続けて久しいですが、この頃ようやく 稲や 田んぼの雑草や 土と付き合う方法が 判ってきたような気がします。