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2009年01月20日

文三 誕生秘話

昨年11月末のこと。夜更けに ふゆこのお産が始まった。が、いつものお産と どこかが違う。何かが変・・・連絡をすると獣医さんが急いで来てくれました。 診察の結果 産道が狭くて胎児が産道に入れないとの事。先生は落ち着いて、かつ大胆に 産道を広げるために、手を入れてマッサージ。
(難産になるけど、大丈夫。 ちゃんと生まれますよ)と先生が言ってくれたので、すこし落ち着きました。 子牛の前足にチェーンをかけ 滑車付きのロープを引いて、先生とてんとうむし夫の二人がかりで 引っぱり出しました。 
・・・やった!無事産まれた! とても元気!

良かった やれやれ・・・ひと仕事終えて帰る獣医さんを見送ったのでした。


文三 誕生秘話


ところが 次の問題が発生。
産まれて1時間たっても 子牛が立とうとしない、いや 立てない。
牛の子は 母乳(初乳)から免疫をもらうそうです。だから、せめて2時間以内に立ってお乳を飲んでほしいのに。
 
これは もしかして”アレ”かもしれない

あ~ 先生はもう家に帰り着いて くつろいでいるかも。もうパジャマ姿かもしれない。 いや ひょっとして、また何処かへ往診に行ってるかも。 
また獣医さんを呼ぶのは気の毒・・・

でも”アレ”ならてんとうむし夫婦で なんとかなるのでは?

先ず サラダオイルを私の指に塗る。夫の太くて短い、不器用な指よりずっといい。  子牛の肛門のあたりにも塗る。そうして ゆっくり、やさしく指を入れて、便をかきだす。肛門を刺激して浣腸のように便を出す。
不思議ですね。 それだけで よろけながらも立つのです。
立ち上がったので、子牛に乾布まさつ。腰とお尻をこすれば、またも、大量のウンチ・・・子牛はすっかり元気になり、お乳を飲みました。

 フンづまりの3頭目。そう、前にも経験があったので。それで、子牛の名前は(文三)ぶんぞうと言う名にしました!





Posted by てんとうむし at 00:29│Comments(0)
 
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