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2010年04月06日

除角

除角。。。牛の角を切り落とす事です。

牛の角による、事故。 死亡事故のニュースや、新聞には載らなくても 大怪我や小怪我の話は、牛飼い仲間ではよく耳にします。牛を飼っていれば、誰でも多少、痛い思いや ヒヤッとした事はあるのかも・・・
私でさえ、あるのですから。

除角は、牛にとっても負担がかかる、とは思うのですが。 なので、ずっと躊躇っていましたが。。。
4月2日 我が家の みみことふゆこの除角をしました。
除角 

除角をお願いしたのは、ベテランの削蹄師さん。もちろん角切りもベテランです。
牛を固定するワクバを軽トラに積んで、お弟子さん3人と来て頂きました。
『4人がかり!やっぱり大変なんだ!』
削蹄師さんたちはにこやかに、私たちとも雑談しながら、準備を始めました。
除角をする農家が多くなったとの事。 あちこちから、頼まれて忙しそうです。

でも お弟子さんたちがバーベキューコンロで炭をおこし始めると。。。
『これから何が始まるんだろう…?』
勝手な想像をして怖くなったので、逃げるように裏庭の草むしりを始めました。
 
なので、それから先は一切見ていませんガーン
てんとうむし夫はずっと一緒に立ち会っていたので、どんな風にしたのかは 後で夫に聞きました。

牛をワクバに固定し 細いワイヤーを角にあて、根元から切っていくそうですタラーッ
2,3分で切り落とせるそうです。 少し血が出るので、炭で焼いたコテを傷口にあてて止血。消毒。

みみこもふゆこも その後普通に餌を食べていました。
案ずるより産むが易し・・・

角を切ったからと言って 100%安全ではないでしょうが、おかげで牛の世話がし易くなりました。


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Posted by てんとうむし at 00:37│Comments(7)うし
この記事へのコメント
 牛の除角ですか、現場をはなれて草取りでもしようという気持ちは良く分かります。 子供のころは、私の実家でも牛を飼っていて、一頭は穏やかな性格で、まどろむような目をしながら、いつも口を動かして反芻していました。この牛には、よく首に抱きついたりしてじゃれたものです。ところが、もう一頭は目つきもするどく、いつも鼻息が荒いような感じでした。こころなしか、角も前向きに曲がって鋭く突き出ていたような気がします。この牛は人を突くので、子供は近づくな、ときつく言われていました。そのころは、除角ということは聞いたことがなく、今であれば、後者の牛は明らかに除角候補ですね。とはいえ、血が出るとなると痛いんでしょうね。ま、一時の辛抱で、牛も人も穏やかに怪我なくつきあえるのであれば、牛さんに我慢して貰うのもしかたありません。
 ところで、竹パウダーマルチは、まあまあ良い結果でしたよ。ブログに書き込んでおきましたので、ごらんください。
Posted by ノカイドウ at 2010年04月08日 21:20
ノカイドウ様 こんばんは。 

子どもと遊べる牛! なんていい性格なんでしょう。
昔は 人も牛も一緒に畑などで働いて、距離が近かったのでしょうね。
昔の牛の方が幸せかも。。。

私は以前、近所の牛が 鉄の柵に首を突っ込んで、無理に頭を戻そうとして、角を折る瞬間を目撃しました。
角の付け根から 血がピューと噴出し、顔半分が血で真っ赤になりました。
 それで、ついそんな事を思い出して、逃げ出してしまいましたが、除角はそんな「怪我」とは 全く違うようでした。

ところで、ノカイドウさんの『竹パウダーの実験』。。。驚いて、感心して、楽しんで読ませてもらいました!!
これが本当の実験・・・なんですね。
さすが 先生だな~と、夫と話しました。
 
家は恥ずかしいです。 玉ねぎにぱらぱらとパウダーを撒いて、そのうち どの場所に撒いたか曖昧になり、「どうも小さいごつある」と 結論も曖昧です。 ノカイドウ先生の生徒だったてんとうむし夫ですが、この様子では きっと成績は・・・?

竹パウダーは、土中で分解される時 窒素分を必要とするので、土が窒素飢餓になる・・・竹パウダーを作っているkさんから、この頃聞きました。 玉のばらつきと何か関係あるのかしら・・・と考えたりしています。
Posted by てんとうむし at 2010年04月09日 01:07
てんとうむしさん、

 すごい経験でしたね。 すごいとしか言いようがない。

 「昔の牛の方が幸せかも」 というのは、絶対にそうですね。昔は、畑や田で人と牛が一緒に仕事をして、牛も自分の仕事を理解していましたね。

 昨年、母が倒れる前、定年後の念願だった竹富島・西表島に行きました。そこで水牛がまじめな顔で牛車を引いていて、せまい路地の角を曲がるときには、後輪が石垣の角にあたらないように、少し大回りするんですよ。昔の牛はこんな顔ではたらいていたよなー と、しみじみ思い出しました。今の牛は仕事の楽しみを知らないのでは ?

 ところで、ご主人の成績については、職務上で知り得た情報で、守秘義務があるのかなと・・・
Posted by ノカイドウ at 2010年04月09日 10:14
ノカイドウ様 こんばんは。

36年前の卒業生の秘密を守ってくださる ノカイドウ先生は、なんて誠実な方なんでしょう!
夫も ホッとしているようです(笑)

私たちの仕事も、昔の牛のように ゆったりした気持ちで、楽しみながら進めたいものです。
Posted by てんとうむし at 2010年04月10日 00:06
いつもお世話になっています。
そういえば、私が小さい頃、おばあちゃんの家に牛が数頭いまして、獣医さんと思われる人が、牛の○玉を切り取って、その玉を見せてもらったこと、あと、たぶん肛門と思いますが、そこに腕を入れて中のものを出しているのを見たことなどを思い出しました。
やはり、別の生き物と一緒に生活するというのは、見守る者の責任など、様々な苦労があるのだなと感じました。

このあいだ、メールで送りました堆肥製造器(勝手に命名)は、今のところ問題なく使用しています。
ジャガイモについては、今度、暇なときに収穫しようと思っています。

PS 私は結局、花見は出来ませんでした。悲しいです。
Posted by 健康一番 at 2010年04月12日 22:42
コメントありがとうございます。ちょっと前までは、たいていの農家は牛を飼っていたので、去勢や人工授精の光景が見られたのだと思います。新ジャガイモの収穫、超早出しといったとこですね。一般農家の端境期を狙いましたね。
そろそろ、ナスやピーマンなどの苗が出来ますので、またお寄りください。18日の吉田先生の講演会、参加できますか?
Posted by てんとうむしの夫 at 2010年04月13日 21:10
18日は、勉強のためにも、是非行きたいと・・・仕事休めるように今やりくりしてます。
今度、土をもらいに行きたいと思っていますので、その時はよろしくお願いします。
先日、メールで送った堆肥製造マシーン(名称が進化しています)も、講演を聴いて、改良版を作りたいと考えています。
私は買い物には行きませんが、野菜高騰(妻の話)とのこと・・・毎週感謝しています。
Posted by 健康一番 at 2010年04月15日 21:15
 
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